私は41歳でFIRE(経済的自立と早期退職)を達成しました。この目標を実現するために、20年以上の投資経験を積み重ねてきました。FIREを目指した理由は、経済的自由を得て、より充実した人生を送るためです。この記事では、私が実践してきた具体的な投資行動とその結果について紹介します。これからFIREを目指す方々にとって、参考になる内容になれば幸いです。
第1章: 資産運用を始める準備
資産形成を始めるにあたり最低限必要な事いくつかあります。特にFIREを達成するには正しい対処が重要です。私が実践したのは、次の3つの重要なポイントです。
- 金融リテラシーを身につける
「恐れは常に無知から生じる。」という言葉があるように、無知が一番怖い事です。必ず最低限の知識を身につけてから実践しましょう。私が最初に株式投資というものを知ったのは社会人になってすぐの頃、上司の世間話を聞いた時でした。株式投資の事を全く知らない私が最初にしたのは読書でした。私のお薦めの書籍を紹介しておきます。- お金は寝かせて増やしなさい
著者‥水瀬ケンイチ 出版社‥フォレスト出版
インデックス投資について詳しく解説されています。 - 初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資 最強の教科書
著者‥鈴木宏史 出版社‥東洋経済新報社
Q&A方式で不動産投資の基礎をわかりやすく解説されています。 - 金持ち父さん 貧乏父さん
著者‥ロバート・キヨサキ 翻訳‥白根美保子 出版社‥筑摩書房
お金持ちになるための基本的な考えについて書かれており、お金に関する考え方の違いが人生に大きく影響することを教えてくれます。
- お金は寝かせて増やしなさい
- 証券口座の開設
投資を始めるには証券口座の開設が必要です。街中の証券会社や銀行でも投資信託などを購入することが出来ますが、投資商品の数や手数料の面でお薦めしません。証券口座を開設するのであれば、ネット証券にしてください。その中でもSBI証券と楽天証券が投資信託の商品数と手数料の面でお薦めです。
・SBI証券 https://www.sbisec.co.jp/ETGate/
・楽天証券 https://www.rakuten-sec.co.jp/
第2章: 株式投資で実践した行動
私が21歳で始めた株式投資の過程で、次のような行動を実践しました。
- 月々の投資可能額の把握
まず、自分が毎月どれくらい投資に回せるかを正確に把握します。これにより、無理なく続けられる投資計画を立てることができます。私は投資に回す資金を増やすために、節約を徹底し、できるだけ多くの資金を投資に充てました。 - FIREに必要な目標額の設定
FIREを達成するためには、具体的な目標額を設定することが重要です。私はFIREを目指し、50歳までに1億円を最初の目標としました。以下は、FIREの目標投資額の代表例です。
例:年間生活費(月々の生活費×12ヶ月)÷4%※=必要投資額
※4%ルール:トリニティ・スタディで提唱された退職後の資産運用法で、年間生活費として資産の4%を毎年引き出しても、30年間資産が枯渇しにくいとされています。 - 資産運用シミュレーションサイトで概算
シミュレーションツールを活用して、資産運用の未来予測を行いました。これにより、どのくらい期間でどれくらいリターンが期待できるかを把握し、現実的なプランを作成しました。
「MINKABUの資産運用シミュレーション」が使いやすいのでリンクを貼っておきます。
https://itf.minkabu.jp/simulation/calculator
以下は1億円を目標にした参考例です。皆さんもこれで複利の凄さを感じてください。これを見ると資産1億円の可能性を感じませんか。 - 投資商品の選択
選ぶ投資信託は長期的な成長が見込める外国株式のインデックファンドです。今は以前と比べて低コストの良い投資信託がたくさんあります。2024年10月現在だと「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が私のお薦めです。実際に今投資しているメインの投資信託です。リンクを貼っておきます。
https://emaxis.am.mufg.jp/fund/253425.html
この商品のみで十分です。 - 投資信託の積立設定
毎月の投資額と投資商品が決まったら、証券会社で自動積立を設定し、毎月コツコツと積み立てを行います。この仕組みは、FIREを達成するための強力なサポートとなりました。
今は新NISA制度とiDeCoの税制優遇制度がありますので、まずは税制優遇枠をフルに使い、それ以降は特定口座で運用するのが最善策です。
第3章: 不動産投資で実践した行動
23歳の時、不動産投資にも挑戦しました。ここでは、私が実践した具体的な行動を紹介します。
- 物件情報を取得
不動産投資を始める際、まずは信頼できる情報源から物件情報を集めます。 - キャッシュフローのシミュレーション
物件購入前に、家賃収入と経費、月々の返済額を計算し、キャッシュフローがプラスになるかどうかを確認しました。これにより、利益が見込める物件に絞って投資することができました。 - 物件購入
シミュレーション結果をもとに、慎重に物件を選び、購入しました。物件の場所や価格、収益性を総合的に判断し、長期的に価値が上がる可能性のある物件を選びました。 - 不動産管理会社に物件管理を依頼
賃貸経営において、信頼できる不動産管理会社に委託することで、自分の時間を割く事なく、安定した家賃収入を得ることができました。
第4章: 不動産キャッシュフローを再投資
不動産投資から得たキャッシュフローは、単に貯蓄するのではなく、さらに株式や投資信託の積立に回し、再投資しました。これにより、資産が効率的に増えていきました。このプロセスを繰り返すことで、雪だるま式に資産が増加していきました。月々の積立額を増額してシミュレーションし直してください。私も当初のシミュレーションでは50歳で1億円達成の予定でしたが、不動産投資から得たキャッシュフローを再投資することにより、40歳の時点で1億円を達成出来ました。
第5章: FIRE達成後の生活
FIREを達成した現在、私は経済的自由を手に入れましたが、投資は引き続き行っています。FIRE後も資産を守り、増やしていくために、以下のポイントを心がけています。
- 投資活動の継続
FIRE後も、資産運用は重要です。株式や不動産の運用を続けながら、新たな投資先も検討しています。 - 資産管理のポイント
無駄な支出を避け、定期的に資産状況を見直すことで、リスクを最小限に抑えつつ安定した生活を維持しています。
結論: 読者へのメッセージ
FIREは誰にでも手の届く目標です。ただし、それには長期的な視野と継続的な学びが必要です。自分自身の投資戦略を構築し、リスクを恐れず、着実に行動を続けることが大切です。これからFIREを目指す皆さんも、自分に合った戦略を見つけ、夢を実現してください。